コラム

COLUMN

1.CrescoBranding

1.クレスコとブランディング

私たちは金属加工を中心としたものづくり企業です。「地域の中小製造業も自ら発信力を高めるべきだ」――その強い想いから、クレスコはブランディングに力を入れてきました。4月にはロゴを刷新し、そしてこのたびホームページも新しく生まれ変わりました。私の初めてのコラムでは、なぜ地方・中小・製造業こそブランディングに力を入れるべきなのかをお伝えしたいと思います。

2.ブランディングとは何か

ブランディングとは、自社や製品・サービスが「どう認知され、記憶され、どのような価値を持つ存在として選ばれるか」を意図的に設計・構築することです。ブランディング力のない企業は、自ら必死に営業・採用・情報発信を続けなければなりません。一方、ブランディング力のある企業は、自然と顧客・人材・情報が集まる“求心力”を持つようになります。私がブランディングに取り組む理由はただ一つ。「クレスコで働く・関わる人が、誇りを持てる企業にしたい」その想いがあるからです。

3.製造業に感じた違和感

私が社長になった当時、製造業にはこんな価値観が根付いていると感じました。

– 「埃と汗にまみれて働くことこそが美徳」

– 「安く作ることが何より大事で、華美な投資は不要」

経済合理性だけで見れば一理あります。しかし同時に、それは業界の魅力向上を諦める態度であり、イノベーションを遠ざける考え方ではないか――そんな違和感を抱きました。ものづくりは、決して“安く早く作るだけ”の仕事ではありません。

– 形や性質を変えることで新たな価値を生み、人を幸せにできる仕事

– 世界を魅了するアートやプロダクトを生む土台

– 幼い頃の図工や泥遊びのように、人の創造性を解き放つ営み

– AIやロボットの進化により、単純作業は減り、より創造的な挑戦が可能になる分野

私は、ものづくりは崇高で未来的な仕事だと信じています。

4.ブランドが業界を変える

クレスコ、そして製造業の価値をアップデートするためには、人の心に届く言葉・デザイン・映像・ファッションが必要です。もしこの取り組みが実を結び、クレスコで働く・関わる人が誇りを感じ、その誇りが業界全体に波及していったなら――製造業はもっと魅力的な未来を描けると信じています。

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